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〜専門店と非専門店の違い〜
「自転車なんてどれも大して違わないし、とりあえず生活の足だし〜。安くたって走りゃイイじゃん!」平成不況の昨今。できるだけ安く買いたい気持ちはだれしも同じ。自転車店なら一台2〜5万くらいはするママちゃりも、ホームセンターやディスカウントショップ・スーパーなどでは1万円を切るものもあることですし…。 自転車って、世間一般では普通に考えれば安くて当然のもの。って感じ、ですよね。エンジンがついてるわけでもないし自分で漕がなきゃ進んでかないし、車体ったって骨組みだけだしね。だいたい見ただけで善し悪しなんか判断できないっていう人が大半じゃないでしょうか?でも、自転車の成り立ちを冷静に考えていくと、その考えが間違いだということが判ってきます。自転車は特に、体感しないと良さが解りにくい乗り物なんです。見た目では絶対判断出来ません。別に「高い自転車ほどイイ」などとはいいませんが、ただ単に目先の額面の安さだけに躍らされて万単位の“鉄くず”を買い込むのはいかがなもんかと…。 ところでみなさん、自分で自転車にワックス、かけたことありますか? クルマやモーターバイクならお金や労力をかけて当たり前のこんな作業も、ことママチャリのような自転車となると、ほとんどの人は未経験じゃないでしょうか?スポーツバイクはともかくね。なぜか?ひとつには「自転車にそんなこと必要ないでしょ」という考え。あるいは「自転車にそれほど(大切にしたいと思うほど)価値を見いだせない」というのもあるでしょう。 錆びちゃったし汚くなっちゃったから嫌になっちゃった。 盗難車と共に、いらなくなって放置された自転車は年々増えて社会問題になっています。おかげでとうとう2002年4月からはリサイクル扱いではなく『粗大ごみ』になってしまいました。 つまり“資源”としての価値ではなく“粗大ごみとしての資質”の方が高くなってしまったわけです。これも皆さまがハード的にもソフト的にも使い捨てゴム草履感覚で自転車を手放してきたおかげです。もちろん中には大切にしていたのに盗まれてしまった方もいるでしょうが、ここまでひどくなってしまったということは、それ以上に自転車に対する考え方がいい加減な人が多かったことを物語っているとも言えます。
戦前は現在の自家用車に匹敵する高級品だった自転車。今では普及して数も増え、乗り物としては安っぽい代物と思われていますが、実はしっかりと設計・製作されたバイクはカメラや時計と並ぶ「精密機器」なんです。しかし見た目だけでは判断できないから厄介…。 もちろんレーサーのように過酷な条件で使われるバイクのフレーム精度やパーツ精度が高いのは然りですが、自転車そのものが2輪というバランスを伴う車両であり、しかも人力で動かすということは、パワーウェイトレシオの面からもかなり合理的な設計をしなければならないということです。 単純に強度を出そうとすれば重くなってしまいます。しかし人力で動かすにはなるべく軽いほうが体の負荷が軽い・・・。レーサーにせよママチャリにせよ、軽くて(パイプの厚みが薄くて)強度のあるフレームやパーツを作るという事はノウハウも含め、非常に時間と技術とお金のかかることです。 特に中国製はレートの違いで経費が安いという以上に安全基準や耐久性がいい加減なものが多く(中国内では“自転車は壊れるのが当たり前”で、その度直して使う為、最初から品質の高いものを造るという概念が無く、部品の品質も不安定)、うかつに値段だけで判断すると危険です。 また、廉価自転車の売りとしてよく出るJIS規格クリアというものがありますが、試験としては機械的に一定条件で衝撃を何回与え続けるというようなもので、その自転車を使って走行テストをしているわけではありません。ただそれなりの強度で試験をしているようなので、購入の最低限の指標になります。(JIS規格そのものが悪いわけではありません) 2004年9月から開始されたBAA規格は今までのJISの試験内容より厳しく、尚且つ、さらに厳しいドイツのDIN規格レベルにも沿った試験内容で、真剣に安全基準を考えた規格なのでお勧めです。何より今までのJISやTSマークのように、シールが野暮ったくないのがいいですね。それに、このシールには一台毎、製造業者・輸入事業者が分かる管理コードがつけられています。 DIYショップやスーパーなどで売られている自転車というのは、多くはそこの店の店員が日曜大工レベルの腕で調整をしており、完全に分解・組付けができる自転車整備士の資格を持っている人などほとんどいないのが現状です。(イオンなどは常駐させています。)また1万円を割る廉価自転車は工場完組のものがそのまま出荷・輸入されそのまま売られます。(細部点検・調整がされていません。)安全基準の怪しい素材をそこそこの技術で調整した格安の自転車…。イチキュッパのママチャリが全盛の今日ですが、なぜ大手メーカーのママチャリに2万〜5万という値段がつくのか、何故レーサーなどスポーツバイクが非常に高いのか、何故中国製のバイクが1万円割れなのか…。ついている値段にはそれなりの理由があるのです。 個人経営の自転車屋さんの場合、売場面積や資金の面で大量展示・即売はなかなかできないのですが、自転車を組む・直す技術、そして早さは、大型量販店やDIYショップとは比べ物になりません。自転車というのは「半完成品」でお店に出荷されてきます。それを組み付け・調整して完成車にするのがショップの仕事。専門店が存在する意味をもう一度考えてみましょう。 そして購入時には「待つ」ということが非常に重要。特に自転車屋の多くは上記のように在庫を抱えられるお店は限られています。購入を前に、今すぐにでも手にしたい気持ちは分かりますが、取寄せならばどこのお店でも大方のモデル・メーカーは手に入りますし、最終調整の時間を惜しまずにしっかりと組んでもらいたいですからね。スポーツバイクならなおさら。あわてる乞食は何とか…ですね。
県内で主にスポーツバイクを多く扱っているお店の一覧です。(順不同・敬称略) 註:掲載店はママチャリのほか、ロードレーサーやマウンテンバイクなどのスポーツサイクルを取り扱っているお店です。ここに載っていない、いわゆる普通のサイクルショップでも、優れたお店はたくさんあります。あなたのお気に入りのお店を見つけて下さいね。(順不同)※↑Macの方はsafariで見て下さい。
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