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■ ■ ■ ロードバイクの種類 |
スポーツサイクルの中で一番歴史が長くポピュラーなモデルです。かの有名なツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアなどのステージレースで用いられているのがこれ。舗装路をより速く長く移動できるように設計されています。ママチャリで言う27インチサイズに近い、タイヤ幅の狭い700Cという規格サイズのホイールを履きます。
ライディングポジションは空気抵抗を押さえる深めの前傾姿勢がとられ、自転車を組む際には人間の力を最大限に活かすために各個人の体形に合わせ、フレームの大きさやステムの突き出し・角度、シートピラーの長さなど細かく調整し、クランクに一番効率良く力が伝わるポジション出しをします。
重量は完成状態で7〜10kgほどと非常に軽く作られており(ママチャリの半分以下)、普通の人でもちょっと慣れれば30km/h以上で巡航でき、頑張れば50km/hくらい出すことも可能です。プロロードレースともなれば、そのスピードはツールなどで活躍するトッププロのゴールスプリントなどの場合、平地にも関わらず最高で瞬間時速70km/hにも達することがあります。あくまでも舗装路上で人間の力を最大限推力に変えるよう設計されているため、未舗装路は苦手です。
象徴的なドロップハンドルは長丁場のレースにおいてポジションをさまざまに変えることができ、疲労の軽減にも役立っています。
他にエアロ処理が美しい、一定区間の走行タイムを競うための「TT(タイムトライアル)モデル」があります。戦闘的なそのスタイルはメカフェチな人にはたまらないでしょう。
TTはタイトスーツにヘルメットもティアドロップ(雨粒)型のエアロタイプを着用し、トラックのタイムトライアルよりもはるかに長い距離を、できる限り速く走る過酷なレースです。
いわゆるトラックレーサーのことです。競輪用の自転車もこれに値します。ロードに似ていますが、ロードとピストの大きな違いは、まずピストにはブレーキが無いこと。そして変速が無く前後のギアが各1枚のみの固定ギアだということです。しかもフリーラチェットの無い固定ギアなので、走っている間は常にペダルを回していなければならず、速度調整はコギを弛めることでクランクに逆転側の負荷を与え制御します。もっとも一般路での訓練時にはすぐに止まれず危険なので、後輪にのみ簡素なブレーキがひとつ着けられます。
このモデルを持っているのは競技会に出ているような人か自転車部の学生や競輪選手、あるいは自転車マニアくらいでしょう。街乗りは決してお薦めしません!(笑)
※クランクを逆転させるタイプのブレーキでコースターブレーキというものがありますが、
このシステムはクランクの静止状態ではラチェットが効いてフリー状態になり、
さらに故意に逆転させるとブレーキがかかるという機構で、ピストのモノとは根本的に異なります。
ピストは慣性に対してただ踏ん張るだけ。
まだマウンテンバイクのない時代。サイクルスポーツ先進国のヨーロッパで、ロード選手が冬のオフシーズンでもレース感覚を維持できるようにロードレーサーを改造してトレーニングしていたのを競技化したものです。レースそのもの、またはその使用自転車を指します。
森や未舗装の田舎道でも快適に走れるよう少し太めのブロックタイヤを履かせています。太めと言ってもその太さはマウンテンバイクの半分くらいです。ブレーキはドロ詰まりしにくいカンチブレーキなどに改造されています。クロスカントリー的要素が強く、舗装路・未舗装路・担ぎセクションを含めたコースを周回します。
ベースはロードモデルながら、未舗装路を考慮したやや太めのブロックタイヤがシクロクロスバイクの一番の特徴です。
ご存じ鉄人レースで使うためのロードレーサーです。スイムのあとの自転車走行、あとにはランが待っています。トライアスロンモデルのロードでは、より体の負担を軽減し高速巡航を可能にするため、TTモデルに近いフレームセッティングが施されています。
エアロ効果を重視した流線型で太めのダウンチューブモデルにドロップハンドル&ダウンヒルバーの組み合わせのモデルが多いようです。
ほとんど平地舗装路の高速走行なので、ホイールもエアロリムやディスク(発泡ウレタンを挟んだ一枚板)ホイールなどが一般的です。
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■ ■ ■ マウンテンバイクの種類 |
マウンテンバイクのベーシックモデル。今日のMTBのベースとなっているフォルムや走破できるフィールドの守備範囲の広さで、いわばマウンテンバイクの代名詞的存在なのがこのクロカンモデルです。登り下りの複合した、野山の地形を利用したクローズドコースを周回するレースで使われます。ロードよりもゴツいフレーム、太めのブロックタイヤを履き、ギアは前3枚・後ろ9枚の27段変速と、低めでワイドレンジのギアを装備。26インチとロードより少し小さめのホイールなど、悪路を走破するのに適したカタチをしています。
特に登りに格段に強く、20°近い坂でもグイグイ上っていきます。下りも思いのほかイケちゃいます。ハンドルバーはロードほどポジションを替える必要がないのと、悪路でのコントロール性、押さえ込みに優れることでフラットバーが主流です。
長い登りのあるクロカンレースモデルでは重量を考慮して前輪側にのみサスがつくタイプが主流です。最近ではサスの開発も進み、エアサスを使った軽量なダブルサスペンションモデルも増えてきてはいます。が、まだ完全に取って代わるような状況までには至っていません。
サスペンションはMTB普及当初は無く、ママチャリと同じリジッドフォークでした。登場初期のものはシングルクラウンタイプでもかなり重く、長さや動きも大したものではなかったのですが、年々開発が進み数々の試行錯誤の末、今では軽く性能の高い製品が数多く出回るようになりました。
クロカンバイクとMTBの人気を二分する、下り専用モデルです。
モトクロッサーさながらのルックスが、自転車とは思えない迫力です。 山頂から麓まで、テクニカルな林間のシングルトラックやジープロードセクションを猛スピードで駆け降りる為、
前後にロングストローク(約120〜200mm)のサスペンションを装備しています。スプリング&オイル・エアーダンパーの組み合わせのものが多く、かなりの悪路もモノともせず走破します。ダートでのハイスピードコントロールを強いられる為、レースレベルでは今やディスクブレーキが必須となっています。
使用コースでは登り返しなどはほとんど無く、クロカンほどペダリング効率をシビアに考えなくても良い為に、フレキシブルなコントロール性能と剛性を重視したパーツ構成で車重はかなり重め。太いタイヤやサスペンション自体の重さも手伝って20〜25kg強とヘビー級です。しかし一度走り出してしまえば行く先は下り、重さは全く気になりません。
ギアはハイスピードと暴れるチェーンを制御する為、クランク側では“MRP”に代表される『チェーンガイド』を装備した大きめのギアが1枚となっています。後ろは8〜9枚。ただし街乗りではこれらの装備が災いしてコギが快適とは言えません。インパクトはあるけど…。
| ■デュアル・デュアルスラローム・4-Cross(フォークロス) |
「デュアルスラローム(以下DS)」は、スキーの回転競技と同じくブルー・レッドの、旗門のある2本の並走コースを2人で同時にスタート、その後コースを変えてもう1本、交互のトータルタイムで競うレースです。「デュアル」はその旗門を無くし、広めの一本のテクニカルなコースを2人で走り、速さを競うようにしたものです。4-Crossはデュアルの発展系で、1つのコースを4人で走ります。いずれもトーナメント制ですが、デュアルと4-Crossはシングルコースなので一発勝負。
バームやジャンプセクションなどが設けられショー的要素が大きくなっています。そんなコース設定に合わせ、取り回しが良くアクションの付けやすいモデルが求められ、ダウンヒルモデルよりも若干軽い、コギのロスの少ない短めのサスのついたモノが開発されてきました。
後述のフリーライドモデルとも重なるところがありますが、クランク側のギアがやや小さめの1枚のみで、チェーンガイドが装備されているものが多いようです。やや広めのアップハンドルと短めのステム、サスは前後とも、スプリング&オイルダンパータイプで80〜120mmくらいのものが主流です。
後輪リジッド(サス無し)タイプも多くあり。
下りが楽しく走れ、平地や登りもそれなりに快適に走りたいというぜいたくな悩み。しかし登りに適した造り、下りに適した造り、本来相反する要素を1台のバイクで満たそうというのは口で言うほど簡単なことではありませんが、その難しいバランスを程よくまとめ上げたのがフリーライドモデルです。
基本的には100〜120mm前後のダブルサスを装備し、ギアは前3枚、後ろ9枚が主流。フロントサスはシングルクラウンが多し。重量はやや重め、14〜16kgのものが多いかな…?
まとめ具合は各メーカーの腕の見せ所です。
逆に言えば両極は極められない中途半端なモデルとも言えなくもないのですが、普段のツーリング・通勤・ポタリング、ダートトレッキングなどで使うのであれば、普通の自転車よりは遥かに楽しめるオールマイティーバイクです。別にレースに使えないわけでもなく(ルック車は別)“勝ちにいく”レースをするのでなければ、仲間と耐久レースなどに出てワイワイ楽しむような事も可能です。中途半端とはいえXCと同じギヤ比と、登りのギャップで跳ねないリアサス付き。乗る人が乗ればそこそこ速くも走れます。
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■ ■ ■ BMXの種類 |
BMX本来の一番ベーシックなモデルです。フラットダートにバーム(バンク)やウォッシュボード・ジャンプスポットなどが設けられたノン(周回しない)サーキットコースで順位を競う、BMXレースに使われます。
スピードを競うので他よりも軽めのクロモリモデルが多し。20インチホイールにブロックパターンのタイヤを履き、無駄なものは着いていません。ブレーキはノーマルスタイルで、概ねリアだけのものが多いです。(国産車は前後ついているものがある)
ホイールベースはフラット用に比べるとやや長め。
レースよりもジャンプそのものを主体としたアクション用モデルです。
レーサーとの大きな違いは、アクション用にハンドルを回してもブレーキワイヤーが干渉しないジャイロタイプのものが着いていたり、基本的にはブレーキが着いて無いこと。着地の衝撃に耐えるよう、フロントフォークを固定しているヘッドパイプとフレームのダウンチューブの接合部付近に、ガゼットという補強が溶接され、丈夫にできていることなど。
いわゆる舗装路上の平らな場所で、バランスや技を競うためのモデルです。
他よりコンパクトなフレームにペグと呼ばれる特徴的な太いハブステップが前後輪につけられています。ブレーキはワイヤー絡みのないジャイロ仕様、特徴的なところでは、見た目では分からないのですが、リアハブにフリーコースターを装備するところが他と違います。これがあるとバックしてもクランクが逆転しません。
サドルはバランス取りにつかむため、座り心地より掴みやすいことの方が大事。
小振りながらBMXの中では重量は一番重く、15kg前後もあります。
「フラット」より細目のペグを装備し、これを併用して通りや公園などの手すりや段差のある塀・階段など、あらゆる建造物を利用して技を競うのが「ストリート」です。
競技というよりはプレイライド。状況によっては交通妨害・器物破損などで周囲の迷惑になることも…。
リアルストリートの他、「Xゲーム*」スケボーでもお馴染のランプ(ハーフパイプみたいなやつ)を使ってエアリアル・トリックなどを競う「ヴァート(ヴァーチカル)」
や、舗装整備されたエリアにランプのほかテーブルトップ、 手すり、壁などの人口スポットを複数設置し、それら複合セクションでのテクニックを競う「パーク」があります。
*Xゲーム:X
GAMES。アメリカのスポーツチャンネルEXPN-TVで放映しているヨコ乗り系スポーツ番組。乱暴な言い方をすればアメリカ版“びっくり日本新記録”。最もレベルが違いすぎるが…(^^;)
XGオリジナルのルールと競技形態を設けた各競技を競う。夏バージョンと冬バージョンがあり、サマーバージョンではスケートボード・モトクロス・インラインスケート・BMX・ウェイクボード・ストリートリュージュ・スピードクライミングなどが、ウィンターバージョンではスノーボード・スキー・モトクロス・スノーモービルなどがある。
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